説法・法話
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常楽会(じょうらくえ)

常楽会とはお釈迦さまが入滅された2月15日にその徳を偲び感謝をささげる法要で、別名涅槃会(ねはんえ)と呼ばれています。
常楽会の名前の元となった「常」と「楽」の文字は、煩悩を滅し涅槃を得たお釈迦様の特性を表す四徳(常・楽・我・浄)から取られており、
常…永遠に変わらないこと
楽…苦悩がなく安らかなこと
といった意味を持っています。


高野山では前日14日の午後10時過ぎに金剛峯寺に出仕して、まずは腹ごしらえでうどんをいただきます。
(このうどんは一般参詣の方も召し上がることが出来ます)

そして、午後11時頃大広間に入り、導師様をお迎えするのです。
導師は高野山の住職が担当します。
40歳前後の住職(副住職)が行うもので、読む巻物を早くから準備し、練習を重ねて行う「披露の場」となるのです。
大広間で法会をするのは、専修学院と言われる高野山の僧侶を目指す学校に通う修行僧たちです。


常楽会では大きく分けて4つの「講」と言われるお経(物語形式の講話)を唱えます。

まずは涅槃(ねはん)講
涅槃の名の如く、お釈迦さまをお慕いしていたことと、涅槃の世界に入られたことを悲しむ心を語っています。

続いて羅漢(らかん)講
高野山では十六羅漢(お釈迦さまから命を受けて、衆生を済度する役割を受けた16人の弟子・聖者)のことを指します。
お釈迦さまが残された尊い教えを広く伝えて、その恩や徳を語っています。


涅槃講が始まるのが午前1時前 羅漢講は午前3時半過ぎから唱え始めるため2つの講が終わると朝方になり、僧侶たちは一度朝食を取る時間が入ります。
(一般参詣の方はこの時間を利用して、宿泊している寺院に帰り朝食を召し上がります) 



朝7時くらいになると高野山内の各住職も来集し、更に高野山高校宗教科の学生たちも加わり、さらに多人数となり法要の迫力を増していきます。

そして遺跡(ゆいせき)講
お釈迦さまにまつわる聖地(遺跡)を慕い、その思いを偲ばせることを語っています。

最後に舎利(しゃり)講
お釈迦様の舎利(一般的に遺骨)を崇め奉る心を語っています。


高野山で最も長い法要の一つ
導師を務める山内住職の静かながら胸に響く声や、専修学院の元気な若い僧侶の読経を聞いて、お釈迦さまへの思いを偲ばせるのも貴重な体験になるでしょう。


バレンタインで愛を確かめるのもいいですが、お釈迦さまへ感謝を捧げる法要、ぜひご覧になりませんか?
参加料は無料 大広間は暖かいので震えずに見られるでしょう。

 

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